あずさ15号で

newmoonakiko2006-08-05

30数年前の楽譜を開く。「遅れずに」の文字。音符が踊りだして走馬灯のように時間がめぐる。1969−70年、東大駒場キャンパスの小講堂が私たちの練習場だった。全学連の会議を抜け出して歌っていた男もいたし、シュプレヒコールの嵐を聞きながら、定期公演会のリハーサルをしたこともある。インターナショナルも歌ったが、日本初公演!となるカルミナブラーナも歌った。当時の指揮者、団員の合宿が始まったのはいつのことかは知らない。長い長い間、歌など忘れていた私も、昨年から復活。清里のピアノつきペンションで2日間、声を張り上げた。「遅れないように」と言われながら。ただ、歌う。それだけで通じる同時代の仲間と一緒に今年もあずさ15号に乗ります。