軍人恩給ってなんだ

newmoonakiko2006-09-10

以前から「軍人恩給」について興味があった。別に身近な人間が戦争で亡くなったわけでもないのだが。戦後60年以上たって、この軍人恩給を受けている人がいったい何人いるのだろうかと。毎日新聞によれば、今年度は旧軍人は25万3000人だそうだ。それを多いのか少ないのかはわからない。ただ、戦争というものはお金がかかるものだということ。兵器にも確かにお金がかかる。しかし、それよりも人にかかるお金は膨大だ。「公」のため、言い換えれば、「国」のために死ぬとあるいは傷つくと、税金で補償される。当然ながら、一般人には補償はない。同じいのちなのにね。
防衛庁では、退職自衛官に新たに「軍人恩給」を与える検討しているそうだ。ま、まって下さいな。ようやく、太平洋戦争の軍人に対する国の補償が終わりかけているのだ。これは受け取る遺族が0になるまで継続されるのであろう。でも、今から新たに「軍人恩給」を作る必要がどこにあるのか。自衛隊が軍隊になって(軍人恩給と呼ぶのだから、すでに自衛隊は軍隊なのだろう)、もしものことがあっても、生涯お金には困らせません、というわけか。お金で人間を吊るな。お金のために戦争に行くな。兵士になるしか生き延びられないなんていう社会はごめんだ。
正真正銘の秋晴れ。こんないい日に腹を立てている私って馬鹿。

写真は、陣中見舞いにもらった無着色・合成保存料不使用無添加肉まん、あんまん。熱海にある「春吉」のもの。小ぶりで可愛いが、お腹がすいている時なら、何個でもいけそう。食べ物の話は平和でいいね。