六本木ヒルズで稲刈り

newmoonakiko2006-09-14

この写真、合成写真ではありません。東京のど真ん中、かの六本木ヒルズ前での田植え。なんだか、シュールですね。
田植えをしているのは、ヒルズに住んでいる人を中心にしたガーデンクラブの面々。後ろに山があると、農業しているという感じがあるが、後ろが超高層ビルだと違和感がある。「な、なにしてんの」。しかし、土があって種を撒けば、米は稔る。単純な自然のしくみ。しかも、この畑は二毛作で、春は麦、秋はお米だ。もちろん、都会人のお楽しみに過ぎないのだが、それでも、自分たちで作物が作れるという体験は貴重だ。
実はヒルズの屋上にも、菜園があり、そこでもお米や野菜が作られている。超高層ビルにも農的な空間が欲しいという設計者の思いが、何かとても現代的な感覚のように思える。自然と都会の融和、この場合、自然とは農業なのですね。
都会と農村の共存を単純に絵にするとこうなるのかも。不安定でナンセンスといわず、この関係になんとか折り合いをつけていくしかない。しかし、ビルに農業は似合わないものだね。
ネットの中で、稲穂が揺れている。もうすぐ稲刈りだそうだ。