[本]225,000人が泣いた本

newmoonakiko2006-09-20

帯に「25万部突破のベストセラー 読んだ人の9割が涙した!」とある。人生のどんな問題も解決する魔法のルール「鏡の法則」(野口嘉則著・総合法令)。30分で読める薄い本。で、帯通り、涙した。225,001人目?
いじめられている子どもを持つ母親が、自分の父親との葛藤をしっかりと見つめ直し、許し、感謝することで、子どもの問題を解決するという実話である。現実に起こることは、すべて自分が招いた結果であり、その原因は自分の中にあると。「人生の現実は、私たちの心の中を映し出す鏡」。不満が不満を呼ぶように、感謝が感謝を呼ぶ。どちらの人生を選ぶかは、私たち自身の
心の持ち方次第だという。まったく、その通り。今、私が抱えている問題は、私自身が呼び込んでいる問題に過ぎない。まったく、その通り。因果応報という宗教くささはまるでないが、逆に宗教は普遍的な哲学に過ぎないともいえるかな。
自意識を持ち自立して生きる、それは人間の生きる権利である。しかし、だからこそ、親子、夫婦、友人関係のひずみや摩擦も大きくなっていく。これをどう乗り越えていくか。競い、争い、闘う関係から、わかちあい、認め合い、互いを尊重する関係へ。どうやったらそれができるか、私が他者にそうするしかない。