[花]青いバラ

newmoonakiko2006-10-17

六本木ヒルズの花屋で見つけた青いバラのブーケ。お値段、95,450円です。1桁違うかと思いましたが、なにせ青いバラですからね。でも、花屋の陳列台の1番下、すみっこにあったので、青いバラとは気がつきませんでした。サントリーが、開発したんだっけ。青いバラは、800年の歴史を経て、遺伝子組み替え技術でついに、ついにこの世のものになったんですね。
科学者の夢?だったのでしょうが、私の感覚でいえば、そんなに美しいとは思えないし、青といえば青だけれど、青空の青ではない。げんに都会の花屋の片隅で、庶民には手の届かない値段でしょぼくれて枯れていく運命のように見える。いたわしい。ビール会社から、バイオの世界に足を踏み入れたサントリーは、花苗の会社に変貌しているようです。青いバラを研究していく中でどのような遺伝子組み替えのノウハウを積み上げてたのでしょうか。どのくらいのお金を投資したのかしら。
クローン人間、体外受精代理出産などをテーマにする最相葉月というノンフェクション作家が、「青いバラ」という本を書いている。バラ栽培から品種改良、交配によらない遺伝子組み替えまで青いバラへの人間の情熱を書いているが、出版された時にはまだ開発されていなかったのではないか。核開発よりは平和的かなと思うのだが、どうだろうか。
写真のしろっぽく見えるのが青いバラ