甘い渋柿を食す

newmoonakiko2006-10-24

わが家の柿は、昨年豊作だった。今年は、ひとつもなっていない。表と裏があるんだって。実のなる年と実のならない年。2年の生命のサイクルなのか。干し柿にしたかったのに残念と思っていたら、友人が渋柿を焼酎に漬けて、しぶを抜いた柿を届けてくれた。正確には、柿のへたから焼酎を流し込み、日に干すのだそうだ。この柿、友人の家近くの空き地にただずむ柿の木。まさに柿の木は残った。昔は、どの家にも柿の木があったなぁ。荒れた土地に柿の木が残っているのを見ると、そこに家族がいた光景がよみがえる。子供たちの遊ぶ声まで聞こえるようだ。友人は、採る人もいないから、頂いてきたという。今は、猿と鳥とその土地に住む人間と仲良く分け合って食べる。