[食]一汁一菜新米ご飯

newmoonakiko2006-10-26

新米が届いた。教室のお母さんたちと共同購入している玉子の鶏糞を堆肥に使った「ひとめぼれ」だ。こちらも、30Kg玄米で送ってもらい、6人それぞれの分つきで精米して分ける。こうすると、経費を足しても、1家庭3,000円割安になるそうで、家庭を切り盛りするお母さんの面目躍如だ。しかし、こうした共同購入には、お世話係が必要で、お米ひとつ取っても、お米を精米所に持っていき、5kgに小分けにする作業、代金の回収、入金。今時、自分の家庭だけでも大変なのにお世話係に手をあげてくれたKさん。彼女は生活クラブ生協のメンバーで、食や環境には関心が高い。子供が通ってる教室が同じだけで、そんなに付き合いがないお母さんたちが、お米や玉子や野菜を通して友達になっていく様を見ている私は、なんだか幸福な気分になる。私がこだわった、入れておくと酸化しにくいお米袋に麻の紐。来年の新米まで、仲良くいったり来たりできるといいね。
さて、「ひとめぼれ」。先月までの「はえぬき」は、独特のモチモチ感があって、好きな人は好きな銘柄だろうが、それに比べて、さらっとして今年のお米は誰の口にも合う。作付け面積も「こしひかり」に次いで2位というのもわかる。
我が家の昼食。まさに一汁一菜。七分米のご飯(山形産)にチンゲンサイ(神奈川産)の味噌汁(お味噌は宮城産)、玉子(山形産)ブロッコリー(神奈川産)。これに丸茄子の味噌漬(山形産)、昆布の佃煮(原材料不明)、梅干(小田原産)にあかね番茶(熊本産)。一菜じゃないが、メインはご飯だ。同じ穀物でもお米と小麦はパワーが違う。が、最近では1食しかお米を食べない人も多いらしい。今増加中の大腸がんの原因は肉ではなく米を食べない食生活にあり、とも聞いた。精白したパンやスパゲッティには問題があるらしい。確かにバラエティに富むのはいいけれど、主食はやっぱりお米にしなくてはね。ことに子供たちには、本物のおいしいお米を食べさせたい。このお米を食べたKさんの子供たちは、今までのご飯と違うと言ったそうだ。このお米をつくった人もえらいが、その味を見分けた子供たちもえらい。
でも、家で食べるものをこうして載せるって、実に恥ずかしい。外食やら、人に作ってもらったのは、まったく抵抗ないのに。料理をしない、料理ができない、料理が下手というのもあるだろうが、やはり家庭で食べるものというのは、プライバシーの領分なのかも。逆に人の料理を見るのは楽しいね。プライバシーを覗くのだから。