[花]花のまちづくりコンクール授賞式

newmoonakiko2006-10-27

生ごみを肥料にして花づくりをしている横浜市の山本美千子さんが、「全国花のまちづくりコンクール」で個人部門最優秀賞・国土交通大臣賞を受賞した。長年のお付き合いでもあり、この賞への応募を持ちかけた私としては、とてもとてもうれしい。写真は、山本さんちの初夏の玄関アプローチ。


彼女の花づくりは、勿論プランターの土づくりから始まり、化学肥料を一切使わず、家庭の生ごみをEMを使って肥料にし、落ち葉や花の残渣も捨てることなく、堆肥にして土に戻しているのが、すごい。しかも、すべてプランター栽培。花の性質をよく知り、生ごみでできた土を上手に追肥に使うなど、芸が細かい。私も山本さんにいろいろなことを教えてもらった。今日は晴れ舞台。小柄な身体を着物で包み、最高に可愛かった。ガーデニングといっても、農薬や化学肥料を使い、たくさんのお金をかける、一般的な花づくりとは違う。彼女の育てた花を見て、勇気をもらう人たちがたくさんいるという。花の霊気が漂っているのだろう。山本さん、おめでとう!


一方、花のまちづくり大賞・農林水産大臣賞に輝いたのは、富山県氷見市。花を通して、すみずみまで心配りのある街をつくる。経費削減のあおりで、市町村単位での応募は少なくなっているとはいうが、私は、花のまちづくりコンクールで入選する街なら、行ってみたい、住んでみたいと思う。氷見市市長は、「この栄誉を市民と分かち合いたい」と喜びを話していた。


いいなぁ。緑は空気を産みだし、花は純粋な気持ちを引きだす。小田原市でも、本気で花のまちづくりをしたいなぁ。これが、安倍総理のいう「美しい日本」。これぞ、次世代に残したい豊かな日本だと思うけど。蛇足ながら、このコンクールは16回目。設立者は、小松製作所のトップだ。ブルドーザーで土とミミズを痛めつけた、その恩返しに花のまちづくり支援に乗り出したと言う。いい話ではないか。出来すぎだけど。