[暮らし]紀藤正樹弁護士の話を聞く

newmoonakiko2006-12-23

熱海・南明ホテルで開かれたミニ集会に出席する。某宗教団体の専従者の不当解雇に対する訴訟に今話題になっている近未来通信の弁護を勤める紀藤正樹弁護士が就任したという。紀藤弁護士は、毎週テレビに出演している人気弁護士。過去にはオウム真理教統一教会などの宗教がらみの原告団の顧問弁護士として活躍した実績がある。「宗教と人権」じっくり話を聞いてみたい。紀藤さんは、まだ40代だろうか。宗教は否定しないが、人権を犯す宗教に対して絶対に許してはいけない。この1点で、統一教会オウム真理教に関わったという。何か大きな組織を倒す時は、こちらも大きな組織を作りたいと思ってしまうが、一番効果的なやり方は、ゲリラ的な動きをすることだという。こっちを抑えたら、あっちで問題化するというように。そのためには、ひとりひとりが、問題意識を持って、自分たちのできる運動を起すこと。何か問題が起きて裁判となっても、裁判に勝つことを目的にしてはいけない。裁判に負けても、現状が変化することもある。裁判よりも、どう問題を現実的に変えられるか。そのためには、人間のつながりを大事にすることが何よりも現状を打破する力になると。なるほど。さらに弁護するかどうかは、その人が「いい人」か「悪い人」かを最大の判断基準にしているという。宗教家でも、大学教授でも、どんな職業、学歴を問わず、「いい人」と「悪い人」がいる。「他人に対する思いやり」があるかないか、ここが人間を判断する大事なポイントだと。当たり前と言えば当たり前だけれど。さわやかな弁護士の明快な話に単純な私は感動してしまった。
ところで、小田原市議会基本条例の制定についての請願書は、8対20で不採択になってしまった。定数削減もいいが、議会そのものの在り方を変えなくてはいけないという危機感があったのだけど。でも、あきらめないで粘り強く現状を変えていくしかない。


さて、その集会後、南明ホテルの露天風呂に一人浸かる。実は、お風呂が故障して全トッカエの不幸に見舞われているのだ。今年中には工事が完了するが、不便この上ない。しかし、小田原には「万葉の湯」もあるし(早速、ご招待券をゲットした)、箱根湯本はすぐそこだ。今日は、大枚(1500円)をはたいたが、その値段に見合ういいお湯で、熱海温泉を再評価。鋭気を養うには温泉に限る。
写真は、角質の汚れを消しゴム感覚で落とすジェル。成分はお肌に悪そうだけど、使ってみた。汚れがボロボロ。一皮向けた。化粧水は「ざくろ」だ。女性のツボ、心得ているね。