[食]オーダーメイドの焼き菓子

newmoonakiko2006-12-28

お手伝いしている会社の仕事納めである。今年も、毎日毎日まったく違った頭脳を使っていたように思える。例年と違うのは、それぞれの引き出しが、整理できずにあふれ出ていることである。どうすればいいか、過去の情報は捨てることですよね。人には器というものがあるのだから、そういう意味ではもう限界ともいえる。限界といってギブアップしてもいいなぁ。楽になれそう。と思いつつ、年を越す。納会で、日本酒を飲む。ここ数年は、飲むのは年に数回だったが、最近また飲めるようになった。それも、いくら飲んでもネジがゆるまない。これはこれで恐い。限界はまだ向こうにあるのかと思う。
今日、頂いたナチュラル・ヘルシースィーツの焼き菓子。30代そこそこの若い夫をすい臓ガンで亡くしたKさんが作った。オーガニック小麦粉・メープルシロップ・安全な飼料で放し飼いにされた鶏の卵・汚染の心配のない自然な状態で育った牛のバター・オーガニック甘栗・ノンシュガーオーガニックママレードが原材料だ。そうか、Kさんも、悲しみの中から、自分らしいお菓子づくりを見つけたんだ、と思いつつ、味わって食べた。ケーキやさんは世にかずあえど、原材料に意識をもつ職人は少ない。その小麦粉がどんなものか、そのバターがどうして出来ているか。その玉子がどうやって育っている鶏のものか。今週のAERAには、「国産は安全」の虚構という記事が掲載されていた。日本の農薬は世界最強であり、使用基準もきわめて甘い。残留農薬は「輸入品」と大差なし、という。これは事実だと思う。これは、長年の農薬会社と政府のタックルマッチの結果だと思うのだが、ともかく、農薬や化学肥料がなくては農業ができないというのは、人が医者と薬がなくては生きていかれないというのと同じだ。誰かこの薬漬けの洗脳を解いて欲しいものだ。