[暮らし]女の井戸端会議

newmoonakiko2007-01-12

本日のメンバーは、20代、40代、50代ふたりの計4人。久々の井戸端会議だ。話題は、「なぜ、死体を切り刻むのか」という甚だ気味の悪い話だ。兄が妹を、妻が夫を。ここでお気づきかと思うが、もはや人が人を殺すということは、日常の話という前提がある。実に恐ろしいことだが、もはや認めざるを得ない。人間は人間を殺すことができるし、殺されることもあり得る。だが、殺して刻む。これは、想像を越えている。少なくとも、私の。昨夜、芥川竜之介の「地獄変」をラジオで聞いていたが、あの「地獄」はまだ可愛い。「悪いことをしたら、地獄に行くよ」では、もう間に合わないくらいの罪を作ったために、あの世を待たずにこの世で裁きを受けているような気もする。映画「バトルロイヤル」世代の20代。団塊の世代とは違う虚無を内包する40代。成人した子どもを殺伐とした社会に送り出す50代。死んだほうが、楽なような気がする。ああ、大部分の人はそう思っているのではないか。
自殺対策基本法」が成立し、「いじめ防止のための法律」も議論されている。人間の良心が死んだ時に法律が人間を律する。これからは、弁護士と警察官だけが増えていくのだろう。最悪の展開ではないか。
20代は理解しがたいほど暴力に近しい。40代母は、兄に言い過ぎる妹をつかまえて、「あまり生意気なことを言うとお兄ちゃんに殺されるよ」と説教したといい、50代母は、息子に「妻を大事にしないとバラバラにされるよ」と忠告したという。冗談なのだが、子どもたちは結構真顔で聞いていたのが、本当に切ない。このすさまじい悪魔のエネルギー。真面目に考えると、夜も眠れない。

いやな話題なので、せめて写真は邪気を払う花を。