「美しい」の安売り

newmoonakiko2007-01-26

「そっちに行っちゃだめ!」子どもが危機にあれば、力を振り絞って助け出そうとするのが、親というものだと思う。「そっちに行かないで」国が誤った方向に行こうとすれば、首根っこを捕まえて、阻止しようとするのが、普通の国民ではないか。
安倍首相の施政方針演説。またもや、「美しい国」の連呼で、うんざりする。首相が言えば言うほど「美しい」という言葉が、うすっぺらに聞こえてくるから、おかしなものだ。国民投票法案、憲法改正・・これらから、どうしても「美しい日本」の姿が見えてこないのだ。他のことは、修正がきくが、「ここだけは、どうしてもだめ!」と私は叫びたい。
「国民保護計画が発動される日」(自治体研究社)を読んでいくと、改憲しなくてはならない理由が明らかになっていく。9・11テロ事件以後、すでに自衛隊は軍隊として派兵しており、アメリカと日本の統合軍化が着々と進んでいるのだ。違法を正当化するためには憲法を変えるしかない。世界情勢が変わったのではなく、日本が変わったのだ。誰がそのように変えてよいとしたのか?立憲政治の根幹に関わる問題と、政治には疎いおばさんでも思う。なめちゃいけないよ。
(続く)