[食]平成の農政改革

newmoonakiko2007-02-02

今日、玄米のおかゆから食べ始める。2-3日断食したらよかったかもしれないが、気持ちがついていかない。次のチャンスにしましょう。
NHKの「食卓支える農業の未来は」をビデオで見る。農村が大変そうだぞ。まぁ、ずーと大変だったのだから、今さらなのかもしれないが。4ha以上の農地を耕作している農家、20ha以上を営農する集落には、補助金を出すという。国は、農地をまとめて、管理しつつ、生産性をあげようという思惑らしい。
これって、町工場をつぶして、大規模経営の工場をいくつか作っていく、工業的発想ではないか。たしかに高齢化、放棄耕地の増大、米離れなど、農業が危機的状況にあることはわかる。大きくして、成長産業にしようといいうのがわからない。質のよい食糧を自給して、日本国民の健康に貢献する方向に農業を転換すると宣言すれば、消費者は納得して、外国産のものよりも国内産の作物を買おうとするのではないか。農業は、国の経済施策の別のところで考えられなくてはならないと思うが、もう遅いか。
それにつけても、松岡農水産大臣の発言は、問題にならないのかな。「弱い人は、一緒にイカダにつかまって、あちらの岸に行こう」だって。
どんなに大変な状況でも、泣き言を言わず、自分の納得のいく作物を作っている農家の人をたくさん知っている。どう考えても、4ha以上の農地があるとは思えない。なんだか、心配だ。