着物姿の市長さん

この麗しい着物姿の女性が、国立市の市長・上原公子さん。中央公民館で開かれた＜ＰeaceＣafe＞1周年記念講演会の講師。「平和都市宣言」をしている自治体の首長として、国の有事立法に対して異議を述べ、「国民保護計画」の立案にも反対する立場を明確にしている。評論家や学者がいうのは分かるが、彼女は行政のトップ。ここまで筋を通すには､大変なことだと察する。この市長を選択している国立市民もすごい。
前半の市民の手で街の財産桜を守るしくみや学生を巻き込んだ商店街の活性化､子どもたちの絵本ステーションなどは、どれもやる気さえあれば､小田原でもできる。しかし、地域の平和をどう守るか。この1点で、群を抜いている自治体の首長ではないか。知性的であり、母性的であり、具体的な平和へのアプローチを久しぶりに聞いた。
国から見たら､彼女は非協力者であり、抵抗勢力なのであろう。でも、私から見たら、正義であり、正論である。そういうこと！