[食]腐らないお米

newmoonakiko2007-02-08

パソコンの写真データを整理していたら、出てきた写真。平成2年の慣行農法のお米と自然農法のお米。黒く腐っているお米。全然変らない白さのお米。化学肥料と農薬で作られたお米と土づくりにこだわり適量の堆肥、農薬もかかっていないお米。どちらが、自然で栄養価があって美味しいか、一目瞭然だ。
しかし、農業で生活していれば、手間がかかったわりには、価格が変らない自然農法などにかまけてはいられないという事情もあるのだろう。それも、わかる。
今日、沖縄の久米島の人が、青森の自然農法のお米を欲しいといってきた。10Kg6000円のお米を久米島まで送ると、なんと送料が、6000円もかかる。えー、そんなにかかるの?と驚いた。それでも、そのお米が食べたいという。なにか、事情でもあるのかなと思う。10Kgではなく、限度一杯の重さで頼んだ方がいいと皆で心配する。
この方は、例外の中に入るかもしれないが、ようやく、自然農法のお米や野菜の価値がわかる人が増えてきたことは、よいことだ。だが、だが、今や日本の農業は、風前の灯火という。農業者はいなくなり、自給自足の百姓になるというのだ。「すみません、お米をわけて」って、リックを背負って農家の戸を叩くのか。家には病気の乳飲み子が・・・なんていうの。まさかね。本当に何年たっても腐らないお米を子どもたちには食べさせたいよね。