[食]生命力あふれる食べ物を子供たちに

newmoonakiko2007-02-18

2日間、東京ビックサイトに缶詰だった。第12回自然農法・EM技術交流大会。昨日は畜産部会の取材。今日は、地域社会づくりフォーラム「自然から学ぶ生き方を求めて〜新しい時代の創造〜」を聞く。講演は、ティア代表取締役の元岡健二さん。有機野菜を使った家庭料理レストラン「土に命と愛ありて ティア」と、市場にでない規格外の野菜や魚を使った「もったいない食堂」。小さな生産者を支え、生命力あふれる食を子供たちに提供したい。それが、元岡さんの志である。
元岡さんの話を聞くのは、今日が初めてではない。今日の元岡さんは、いつもとは少し違った。こんなレストランを開くのが、本来の農協の仕事だというJAいばらきの職員や都会こそこんなレストランが欲しいという28歳の女性がいるという話に及んだ時、思わず「実は、大変なんです。これを実現するのは」という本音が。そして感極まって言葉がつまった。
会場が、一瞬静まって、もらい泣きする人もいたほどだった。なんだが、こういうレストランは誰にでも作れそうな気がするが、これを形にするには、まさに「いのちがけ」なのだろう。
ちょっとやそっとでは、新しい時代の創造はできない。しかし、どこかで共鳴する心があれば、それは必ずできる。



会場を出たら、雨が上がり、すっかり晴れ渡っていた。東京マラソンも終了。