豚さんの家

newmoonakiko2007-02-17

豚さん、ごめん。豚はきれい好きだったんだね。今日、主婦には、なかなか聞けない畜産農家の話しをきいた。 
牛も豚も鶏も、生き物だから、餌を食べ、糞をして生きている。畜産農家は、効率よく家畜を育てることで、暮らしをたてているわけだ。経済性、効率性だけを追求してきた畜産業は、今大きな曲がり角あるらしい。
まず、餌が高騰している。かれらの餌は、ほぼ100%アメリカ産だ。そのアメリカは、国策として、トウモロコシを石油の代わりにエネルギーにしようとしている。バイオエタノールスタンドがいくつも作られているという。可哀相に食べるものがなくなる。まぁ、人事?ではない。人間も食べるものがなくなる。
その上、狭くて汚い家に閉じ込められて、病気になる寸前に商品になる。
しかし、こんな飼育法をやめて、「牛の暮らし」「豚の暮らし」「鶏の暮らし」に沿った畜産業を考える農家がいることは頼もしい。きれいな水と空気。十分に運動できる空間。手づくりの餌。糞と尿の管理。人間と同じだ。しかし、こんな飼育法をとれば、価格は高くなるのは当然だ。安心安全はただでは買えない。
ところで、トウモロコシや大豆の代わりになにを食べさせるんだろう?有力なのは生ごみとパンだって。