[教育]筆箱の中身

newmoonakiko2007-02-20

「勉強するための道具は、いいものを揃えなさい」と中学の英語の教師の言葉。鉛筆や消しゴムが、今のようにゴロゴロしていない時代の話。私のクリスマスプレゼントは、筆箱だった。もっと、夢のあるものをくれないものかと、悲しかったけど。鉛筆が1本10円の世界から、1本100円ユニの世界になる少し前かな。鉛筆も消しゴムもノートも、申告しないと買ってもらえない。それは、今でも同じかな?
一応、教室は勉強をする場所である。鉛筆と消しゴムを持ってくるのは、当たり前だ。であるから、もしも筆箱を忘れた場合は、即刻家に戻らせて、また来させた私は、のちにその子どもたちに「鬼のように恐かった」と言われた。しかし、ある時期から、それをやめた。あまりにも、筆箱を忘れる子が多くなったからだ。それから、1度返したら、2度と来なくなるのではないか、という危機感が。よろしい。鉛筆も消しゴムもご用意しましょうとなったのだ。それに鉛筆も消しゴムも忘れ物が、たくさんたまっていく。誰の鉛筆でも、誰の消しゴムでもなくなっている。
恩師の言ったいいもの=道具とは、高価なものではなく、書きやすく消しやすいものということだろう。弘法筆を選ばずとはいうが、未来の弘法には筆を選んでやらなくてはならない。
筆圧のない小さい子供には、握りやすいクレヨンを。小学校に上がっても、6Bくらいの柔らかい鉛筆がいい。シャーペンはだめ。とか言っても、だいたいは、写真のような筆箱になるか、おもちゃ箱のような筆箱になる。最近では、筆箱を見ると学力がわかるようになってしまった。