[暮らし]タイのトイレ事情

newmoonakiko2007-03-25

乾季には水がないタイでは、水洗トイレはホテルのみ。それも、中の下ぐらいのホテルでは、紙を流すことができない。これは、覚悟の上である。ドライブインや農家のトイレは、あまりにもシンプル過ぎて、ドアを前にするのか後ろにするのか、はじめ分からなかった。水をためた甕の位置を右手にして、左手で洗うのか。考えながら用を足す。日本人は、手を使えるのか?疑問。肛門、泌尿器周辺は、①自然の原理で悪い細菌を体に入れないようなしくみになっている。②実は清潔な部分なのだ。という生半可だが、きわめて身勝手な情報をたよりにあまり気にしないで済ませた。紙が流せるトイレで、大をというリズムで、なんとか乗り切った。
クットタクライ村の農民活動家バムルン・カヨターさんの家に泊まらせていただいた。この夜、スースーバンドが加わった夜の宴会はそれは楽しいものだった(明日書きますが)。しかし、トタン板に囲まれたトイレ兼水浴び場も、印象深かった。紙を詰まらせた日本人がいたらしいが、思わず使ってしまった彼、彼女の気持ちもわからぬでもない。いっそ、暗闇で用を足し、月の下で水浴びした方が気分はいいだろうに。タイの土を踏んで4日目。体が郷に従ってきた。

写真の布は、ターボ市とポン市から頂戴したもの。タイの男性は、この布を腰に巻いている。炎天下では頭からすっぽり捲き、水浴びの時は腰につける。女性は、もう少し大きな布を使うのだという。なかなか実用的かつエレガントだ。

蛇足ながら、村でもミネラルウォーターは必ずあり、いつでもどこでも水を飲むことができた。うがい,歯磨きもその水を使った。あのミネラルウォーターはどこの国のだろうか。