桜咲く

newmoonakiko2007-03-30

地域の小中学校の入学式は、来月5日。今年は、満開の桜の下での入学式になるだろう。開花情報が流れた翌日から寒さが戻ったせいで、ほどよい花の咲き方である。息子は、今夜花見に繰り出しているが、夜桜見物には肌寒い陽気だ。
教室で、子どもたちと久々に面談した。新学期は、心を新たにするよい機会だ。今日、子どもと実に穏やかな気持ちで話せる自分を発見して、驚いている。年は子どもとどんどん離れていくのに、気持ちはどんどん子どもに近づいているのは何故だろう?たとえば、勉強のできない子どもの不安定な気持ち。記憶力減退ぎみの私には、よくわかる。大人になると、わかることも増えるが、同じくらい、いやそれ以上にわからないことも増える。わからないことをわからないと言えない気持ち。わかる。若い頃は、大人と先生という立場になんの疑問も持たず、力と脅しと競争原理で、子どもたちを学習させていたように思う。その最大の犠牲者は、わが子であったのだが。
個別学習のよさは、それぞれの成長の違いを認め、すべての子どもが尊重されることに尽きる。虚心坦懐。なんのとらわれを持たず、ただただ子どもたちの可能性のみを信じる、そんな大人でありたい。