花見で会った料理人

newmoonakiko2007-03-31

タイは、屋台天国。主婦は家で料理を作っているのか、と思えるほど、ほとんどの人たちが街の屋台で食を満たす。が、日本のようなファミレスはない。その地域、地域の食文化がきちんと守られている。家で作らなくても、毎日の食べ物は地域の台所で作られているのだ。
今晩花見のお誘いに遅れて参加したら、ふたりのシェフと出会えた。英語圏の料理がなぜおいしくないか、世界の料理がアメリカ経由で輸入された悲劇など、話題は尽きなかった。小田原の市民が、安くてお腹を満たすファミレスを使うのはまぁいいとしても、観光客がなぜ小田原まで来てファミレスで食事しなくてはならないか。もっと、地域の食材を活かし、小田原でしか食べられない食事でもてなせないか。といった内容だったように思う。一人のシェフは、顔の見える関係の食材を使いたいといい、もうひとりのシェフは、食材が安全なのは当たり前でそのようなことをあえて謳うことはない、ようするにおいしいものを提供すればいいと話していた。
料理人のいない、経済効率だけを追った料理だけ食べてていいのか、日本人ということだろう。アジアの多様な食を前にして、日本の食事情は無残だ。世界中の食べ物を食べ尽くして、たどり着いた先が電子レンジでチンの料理では貧しすぎる。同じ場所で生きている市民によろこばれる街のレストランになれば、観光目的の人にも喜んでもらえるはずだ。

日本が誇る鯛焼き。屋台の鯛焼きは身が締まっているが、横浜くりこ庵の鯛焼きは、ぶよぶよなのはなぜ?今日の話題とは離れるが、昨日仕事帰りに食べたので、気になってしょうがないのよね。