[暮らし]タイの妹?

newmoonakiko2007-04-11

タイ・バンコクから来日したばかりのアチュラ。タイの妹ではなくて、娘かな?私が初めてタイへ行ったのは、今から16年前。空港に迎えてくれた彼女が、子連れのわが家の通訳をしてくれた。当時、まだ20代そこそこ。健康で明るいお嬢さんだった。6年前にも、タイで、大変にお世話になったが、今は立派なキャリアウーマン(これ死語かしらん)。大阪に本社がある某自動車関連企業の通訳者(彼女はタイ駐在)として活躍しているという。日本語はペラペラ。読み書きもできるという。努力したんだね、平伏である。
タイで、よっぽど電話を入れようかと迷ったのだが、こうして奇遇にも日本で再会。で、タイ社会事情の意見交換(オーバーだね)。「私は、タイを平等な社会にしたい」。タクシン政権の誤り、金権政治への憎悪。農業国タイをつぶした世界資本を痛烈に批判していた。「お金も大事かもしれないが、お金ばかりの社会はうんざり」。話していて気がついたのだが、彼女の口からアメリカ=ブッシュ批判は出たが、日本への批判はでなかった。それよりも、国王を心から信頼していることには、知っているとはいえ、驚いた。父の次に大切な国王と。クーデターの後、国王の顧問が暫定政権を担っている。政治が不安定であっても、国内はあまり混乱しているようには見えなかった理由かもしれない。彼女は、一度も親に口ごたえをしたことがないが、かのタクシン政権が誕生する選挙の時だけは、家庭内が二分したという。
私が同行したAFCEの活動を話したら、「タイ人の通訳はいるの?」と聞いてきた。私もそういう活動がしたいの、そんな目をして。
タイ移動中、バス爆発という大事故に遭遇したが、その現場近くが彼女の生まれ故郷という。なんだか、またタイが近くなってきた。