[食]トウモロコシとガソリン

newmoonakiko2007-05-07

玉子に付けられていた1枚のお便り。鶏の餌が高騰しているという。トウモロコシ、大豆、魚粉、それにくず米。トウモロコシは、石油の代替エネルギーであるエタノールの原材料としての需要が、アメリカを中心に急速に伸びていること。アメリカの大豆農家も、お金になるトウモロコシに切り替えているそうだ。したがって、世界市場の大豆は品不足。魚粉は、経済発展めざましい中国が毎年100万t近くの魚粉をこれまた世界市場から輸入するようになり、ここ2年で2倍に上昇。くず米は、・・・比較的ましなくず米を正常な米に混ぜ、「こしひかり100%」「ひとめぼれ100%」と表示。そのため、正常米の価格は上がらないが、くず米の価格は上がっているという。こういうの詐欺というのよね。
さて、これを読んだ主婦たち。すでにニュース等で知っているわけで、すぐに玉子は1個3円自発的に引き上げられた。しかし、疑問はここからだ。私は、車に乗らないので、ガソリンの値段を知らないのだが、「トウモロコシがエタノールになるのは分かった。でも、なぜガソリンの値段が上がってるの?」「そもそも、トウモロコシくんが、石油様と競争できるのかしらん」石油に代わるエネルギーが、そう簡単に手に入るとは思えない。「そろそろ車をやめて自転車にしようかなと思ってる」とも。養鶏家の悩み、主婦の悩み。お便りの最後に「意地でも笑いながら行きましょう!」とあった。そうしましょう!

写真は、久しぶりに食べた「点心園」のマンゴープリン。台湾だと、中程度のマンゴー4個程度1Kgで2000円で手に入るが、日本では、沖縄産1個5,000円もする。日本のマンゴーは、ほぼ石油代だ。タイへ行ったと言ったら、マンゴー持ち出しの方法を懇切丁寧に教えてくれた。まぁ、マンゴーはお楽しみだからね。

(今日の俳句)
この道をまっすぐ行けば青時雨
子らの声半オク高し夏の空

俳句脳のため、まぁ、いけるところまで。