[食]カップラーメンからアジアが見える

newmoonakiko2007-05-27

カップラーメンの材料 ねぎ・えび・豚肉・たまご・小麦粉・油 これらは、どこの国から輸入してると思いますか から始まるワークショップが、小田原で開かれた。生活クラブ生協の内部の勉強会だったらしいが、この講師のひとりWE21瀬戸山祥子さんとは、タイの旅で知り合った縁で、特別参加させてもらった。いい機会だからと、神奈川周辺のタイツアー参加者8人が集合。勉強会と同窓会を行う。

さて、答えは。ねぎー中国、えびーインド、豚肉ー北米 国内産 たまごー北米 国内産 小麦粉ー北米、オーストラリア 油(パーム油)−マレーシア ですって。ここから、大型トロール船でえびを大量にとるため、その量の5倍の雑魚をも水揚げしなくてはならず、保存のできない雑魚は破棄という話へ発展。パーム油については、もっと危機的な状況にあるという。マレーシアの原野を切り開き、四国に面積に匹敵するパームやし栽培のプランティーションが作られている。そこに働くのは主に女性。暑い国のため、農薬を素肌に浴びながらの農作業。自給自足で生きていた人々が、換金作物を強制的に作らされている実態が報告された。その後、では私たちはどうするべきか?をみんなで話し合う。

実態を知る。なるべく多くの人に伝える。暮らし方を変える。フェアトレードを行う。生活クラブ生協に入るというのも。それよりなにより、食べるものがなくなっていくという危機感の方が大きい。このように感じるのはまだまだ少数派であろうけれど。せめて、食は政治や経済の取引の外枠で。自分の食べるものぐらいは自分で、というぐらいしかないか。