反戦の母

newmoonakiko2007-06-01

これは、アメリカの話。イラクで息子が戦死したことをきっかけに反戦運動を展開していた、シンディ・シーハンさんが、運動からの引退を宣言した。いったいどのような反戦運動をしていたか、よくは知らないのだが、どうもブログで自分の考えを書いていたらしい。そのブログで、「我々が、腐った2大政党制にかわる別の制度を見つけない限り、世界の人々は我々のやっていることを冗談だと思うだろう」と手厳しくアメリカの政治状況を批判している。(毎日新聞による)
日本は、まだ2大政党制にもなっていないが、例え実現したとしても、我々が幸福になるかどうかは怪しい。政党政治は否定されるべきではないだろう。が、問題は「腐った」政党政治なのだ。(タイでは、その腐った政党が、裁判で法的に解党させられた。裏になにかあるのかもしれないが、解党という手があるんだと妙に感心した)自民党民主党も、同じむじなとしたら、シーハンさんの言う「まったく別な制度」を真剣に見つけなくてはならない。
あまり新聞には取り上げられてはいないが、沖縄の名護市・辺野古で暴力的に実施されている海洋調査。それに体を張って阻止しようと頑張っている沖縄市民に対して、私は冗談だろうとは思えない。生き死にの問題ではないが、小田原の城下町ホールの見直しも、冗談とは思えない。ようは、右か左の問題ではなく、正しいか間違っているかの問題なのだ。と、思っている団塊の世代の女性は多いのではないか。家庭という戦場、企業という戦場、社会という戦場、さらにほんものの戦場。私は反戦の母にはなりたくない。