三つ子の魂百まで

newmoonakiko2007-06-02

まったく貧乏暇なしとはよくいったもの。忙しい1週間が終わった。今日は、ハミングバードに参加して、歌う。大きな声を出すのは、ストレス解消に実によい。最年少は3歳児の女の子。ママが、音大出ということもあるが、入会した時から童謡が好き。まだまわらぬ口で、「赤い鳥小鳥」を歌っていた。
幼稚園に入ったとたん、彼女の好きな歌に変化が起こる。いつもリクエストする歌が、なんと「ふるさと」なのである。あの♪うさぎ追いし、かの山〜♪。すごいではないか、あなたも日本人。あの情感に共感する何かがあるとは。大人たちは、彼女のリクエストに答え、何度も「ふるさと」を歌う。実は私も、この歌が一番好き。年の差は、半世紀なのに歌の好みは同じなのだ。
さて、今日は特別参加の1歳児Kくん。初めは、びっくりしていたが、だんだんと慣れて、ハイハイしながら、コーラスを楽しんでいた。そして、最後は、ピアノめがけて、突進。伴奏してくれているSさんにだっこされて、「犬のおまわりさん」を連弾?生のピアノ、生の歌声、これを小さいうちから耳にすることは、情操教育として最高ではないか。お腹の中の赤ちゃんに歌っていた歌に、誕生した子どもが反応するという話は、山とある。
まだそれが歌と認識する前にたくさんの歌に触れさせるのが、子どもの心を育てる。CDを聞かせるのではだめで、どうしても身近な人の肉声がいいのである。実に人間はやっかいなものだ。
私も、夜泣きする子どもを背負って、知っている限りの童謡を歌ったことを思い出す。私も赤ん坊の頃、母に負ぶわれて、歌を聞いて眠ったのだろうか。