[食]JAS有機認定農場に行く

newmoonakiko2007-06-05

山梨県都留市までドライブ。ではなくて取材に行く。小田原から1時間半。御殿場から河口湖、晴れていたら富士山がのぞめるのに今日は曇り。目的地は、ふじやまファームというJAS有機認定農場だ。この農場、いわゆる企業の農業参入で、親会社は富士急電鉄である。関連ホテルやゴルフ場のレストランの食材を栽培している。取材の目的は、この農場が使う木材チップの活用法である。実は神奈川県内の剪定枝、丸太、根、竹など、今までは捨てられ、焼却されていた有機資源を細かく粉砕することで、土壌改良材として再資源化したもの。生ごみ有機資源になるのは、ビニールなど土に戻らないものを分別しなくてはならないように、木材も、合板材や解体材などは分別されなくてはならない。防腐剤など化学物質で土を汚すことになるのだろう。神奈川県の植栽の木だが、なぜか山梨県都留市に運ばれて粉砕されている。この木材チップを畝の間に敷いて、雑草対策をしているのが、ふじやまファームだ。ただし、一手間かけて、EM活性液をかけ、半年間積んだものを再利用しているのがミソ。この使い勝手、効果がなかなかいいそうなのである。責任者の藤本さんは、農業はまったくの素人。ただ、慣行農法はやらないという、その意気で臨んだという。JAS有機認定を取得するにはどんな農薬も使ってはいけないと思っていたのだが、実は使っていい農薬があったということに驚く。知らないということは、すごいことだ。JAの指導も受けるが、だんだんJAの指導員が頭をひねることが多くなった。今までの農業の方式では理解できないことが起こってきたのだ。「まぁ。悪いことは起こってないから」と藤本さん。農園は、地目は畑というが原野を切り開いたような場所だ。大型トラックも入れない。ただ、富士の裾野、水の質はすばらしくよい。目の前は、なにせ富士山だ。気分はよい。ホテルを建てるより、オーガニック農園の方が時代の要請かしらん。ゴルフの景品が、ここの野菜っていうのも、おもしろい。

写真は、ズッキーニ。かぼちゃの親類?初めて見た。