地元の三三さん

newmoonakiko2007-06-04

忙中閑あり。昨日、久しぶりの落語を聞く。小田原出身の柳家三三さん。生まれ故郷での落語の枕は、子ども時代のゴールデンウィークについてだ。
そう、小田原の子どもには、ゴールデンウィークはない。5月3日の北条5代祭りに始まり、4,5日は、地域の神社のお祭りで、子どもはみーんなたいこを叩くか、神輿を担ぐか、山車を引く。この時期に海外旅行に行く?けんか売ってるのか?って感じかな。非国民じゃないが、ちょっとばかり、子どもを祭りに参加させないのには親の勇気がいる。子ども会というのは、小学生までだから、子どもが中学生になると、親もほっとする。子どももほっとしたりして。ただ、地元の小学校ではなく、私立に通っている場合は、少し入りにくい。こういう子どもたちの気持ちはどんなものか。だいたいは、旅行に行ってしまうのだが。
祭りの時は、2食おむすびが出て、袋入りのおやつが配られる。三三さんは、コーラを飲ませてもらえない家庭だったそうで、お祭りでもらうコーラは最大の楽しみだったという。おむすびとおやつに吊られて、子どもたちは1日中練り歩くのかな。20年前、ご飯会社からご飯が届いて、母親たちがおむすびを握った。今は、パックに入ったおむすび。おやつは、駄菓子風がいいのだよね。ここで、無添加云々かんぬんは、無用。三三さんも、祭りのおやつの思い出は30円のポテトチップスだって。