[食]タイ米

newmoonakiko2007-07-23

米パニックは、平成5年のこと。お米が不作で、緊急輸入してしのいだ経験で得たもの。米がないというのは心理不安を呼び起こす。この国には備蓄米がない。アメリカ産のお米がある。タイ米、これけっこういける。いってみたら、日本の米以外にも米があることをPRされたようなものだ。試食させられたような感じだ。しかも、海外の米の方が安いのだ。日本人の食の歴史の中でも、他国の米を食べるというのは初めて経験するものではなかったか。
以後、新食糧制度ができ、米の自由化が始まり、備蓄用や外食産業用の米の輸入、一方では、急激な減反と続く。農民でなくても、なんで減反してまで、他国の米を食べなくてはいけないか、という思いは、米パニックを経験して以後も続いている。が、そういった日本人の心理は消費者動向にうまく反映されない。なぜだろうか?
かくいう私も、米パニックの時にはカルフォルニア米を5kg買った。インディカ米ももらった。タイ米もなぜかもらった。炊き方も学習した。今度、米パニックがきたら、落ち着いて、外国産米をいただくことができる。ただし、中国産の米は遠慮したいが。もっとも、そんな状況にはならないと、都会の人間は漠然と思っているのだが、どうなのだろうか。

タイから来た女性10人の食事のお手伝いをした。今やタイ料理の材料は、スーパーで手に入る。でも、タイでは、空前の日本食ブームとかで、冷麦が一番人気だった。韓国の牧師さんたちは、回転寿司を楽しみにやってきたといっていたっけ。一方、私の身近な人はタイ米が好き。韓国のキムチ好きも多い。