[暮らし]選挙総括

newmoonakiko2007-07-31

まず、やりたい放題いいたい放題の自民党に対する批判票が、民主党勝利に向かわせたというのは間違いない。これで、ある程度の歯止めにはなるのだろう。参議院はお荷物という意見もあるが、波乱の世には2院制も役立つ。さて、民主党選挙公報を見て笑った。3つの約束。①国民年金を間違いなく支払う。②児童手当を1人につき2万5千円支払う。③すべての農家に直接払いを行う。自民党に「ばら撒き」政治と批判されるのも道理だが、民主党の勝利はこの3つの約束が支持されたわけでもない。そりゃ、そうして欲しいとは思っただろうが。
たぶん、①と②は、自民党でも可能だ。ただ、③については農政対策の見直しを迫られるかもしれない。「この辺りは、全員自民党員だけど、今回民主党に入れるんだ」と公言していた農家がたくさんいた。こと食と農については、民主党の方が感度がよかったといえるかもしれない。
しかし、安部総理がいみじくも「安部か小沢か」と問うたように、もし、小沢が自民党内に留まっていたら、間違いなく、小沢は天下を取っていただろう。キーパーソンの小沢さんは、民主党が大躍進したその時にドクターストップ。マスコミに出ることもなかった。「民主躍進」の見出しのサンケイ新聞以外、すべての新聞は、安部総理の悲しげな顔写真を掲載して、「自民大敗」を伝えていた。国民は「やった!これで変わる」という感じではなく、なんだかとても情けない思いがしたのである。少なくも私は。小沢党首の「カカッカー」とした笑みがないところが、深読みだが、政界の深刻さを象徴しているようだ。
政治家の売りは、当たり前ながら、政治信条なのである。改憲問題で、政党再編し、しっかりした政策をあげての二大政党なら歓迎する。今のような根っこが同じ政党では、喜べない。それにつけても、小沢さんは、いつでもどこでも同じ立ち位置にいる。どうしたいのかな?

写真は、スポーツ紙に載った新党日本有田芳生候補と彼を応援する都はるみ ミーハーの私は、このほほえましい写真に笑った。蕎麦やで発見。