本のタイトル

newmoonakiko2007-08-16

常套ではない暑さのため、一時避難。炎天下の中を図書館に行く。東京電力から「柏崎原発7基が動かないため、節電のお願い」っていうのが、入ってきたのだ。あの原発が我が家の電気をまかなっていた?恥ずかしながら、始めて知った。クーラー、テレビのない我が家の電気料金は、3414円。基本料が、819円。使用量は149KWh。昨年よりも1割減少だ。まぁ、家にいないんですよね。東京電力は、水力、火力、風力、それに家庭の発電を売ってもらい、電力の供給の安定を図ると書いているが、原発の代案は、至急結論を出さないと。きっと、市民が困るんだよね。家庭の太陽光システムには補助金がでなくなったし。私だって、老いれば、そうそう外にでられないしね。ロウソクの生活には戻りたくない。
というわけで、クーラーのある図書館で本を読むことに。昔は、受験勉強の学生で満員だったのが、様変わり。中高年の男女がひしめいている。前のおじさんは、「おいしい漬物の本」、となりのおばさんは、「仏教入門」だ。
私は「岡潔 日本の国という水槽の水の入れ替え方」。このタイトル。かなり前の本だが、今でもいける。内容は、いささか古めかしい部分もないでもないが、それより、私を驚かしたのは、この本に抜粋されている著書「昭和への遺書 敗るるもまたよき国へ」というタイトル。私はすでに読んでいたのだが、この本では、「このタイトルは、発刊元の月刊ペン社の編集者がつけ、岡先生も同意した」とあった。もしかして、夫の命名かも。私は、にんまりして、このタイトルは、自慢していいよと心のうちで話しかけた。

図書館に行く前に寄った本屋で見つけた、柳原和子著「さよなら、日本」。電車賃しか持たずにでたので、買えなかったが、このタイトルは、同時代の
友人として、切な過ぎる。