仲間が増えたよ

和歌山県有田市JAS認定みかん農家宮井公幸に伺った。4年ぶりだ。当時は、みかんの大生産地であるがゆえにか、有機みかんを作ろうなどと思うのは、たった一人。なんだか、孤独そうだったが、今では仲間も3人に増えて、3軒合わせて500a120tのJAS認定みかんを共同出荷ができるようになった。70代、50代、30代ひとりづつ、年代がばらばら、地域も少し離れているので、バランスがいいという。捨てればごみの魚のあら、おから、米ぬかなどを有機肥料にしている。それも、農家の意見を聞いて、業者が製造しているそう。これも、3軒の仲間が増えたからこそできたことだ。
除草剤を使わないので、草刈りに精を出す日々。今月は雨が降らず、川から取った水を散水している。この暑さにみかんがついていけない。地域や関西方面では、あまり差別化できない有機みかんも、関東のデパートやスーパーでは人気だ。みかんだけでなく、有機ネーブルや甘夏栽培にと意欲的。
今でも、地域の中ではひっそりと有機栽培を行い、農薬はだめとか声高にはいえないが、こうして仲間が増えたことで、気持ちが前向きになれたという。農村だけではなく、確かに相手を攻めていいことは、ひとつもない。でも、ときおり、私はやっちゃうけど。反省!

[ 茶色く見えるところは、除草剤を使っているところ。ぼくのところは、草色。すぐ、わかる。