[食]稲刈りをする

newmoonakiko2007-10-07

秋晴れの1日、「あしがら農の会」額田さんの田んぼで稲刈りをする。2反弱の田んぼは、不耕起栽培。無農薬無化学肥料の自然農法に切り替えて3年目という。新参者は、当たり前のことながらバインダーは使わせてもらえない。1回だけ、カマで稲を刈った。サクッ、日をいっぱい浴びた稲は、刈られるのを待っていたようだ。バインダーとは、稲を刈って束ねる機械。以前にも見たことがあるが、束ねるという作業を機械でやらせることを考えた人って凄い。額田さんは、エンジニアであり、今は木の工房をされているだけあって、機械については詳しい。このバインダーと呼ばれる機械は、エンジニアの目から見ても、なかなか優れものだという。しかし、一般的に農業機械は人の安全をあんまり考えていないらしい。ものすごく値段が高くて、ものすごく大きい農機具は、素人目からみて、およそ農業にふさわしいとは思えない。自然農法には、それに合った農機具がいるのだという。そうだろうな、と思う。
しかし、今日の稲刈りになにより頼りになるのは、人間の手だ。私の手も猫の手よりはましだ。
はざかけをし、稲藁を積み上げ、田んぼをアートにしてきた。で、満足した。すべての作業を終えて、いただいたコーヒーに「あぁ、幸福」と叫んだら、いったい毎日どんな生活をしているのかと不審がられた。