ごみ問題を考える

newmoonakiko2007-11-23

ごみ焼却炉の数は、世界一。ごみ焼却率73%、第一位。その国が、日本だと知ったのはダイオキシン問題が発生した今から十数年前のことだ。燃やしたところで、すべてがなくなるわけではない。煙突から出る大気汚染。焼却灰の土壌汚染。化学物質を燃やすという体験をしたことのない日本にとって、これらがどう化学反応を起こし、土壌に影響が起きるか、知るすべもなかったのかもしれない。人体実験をされていたのかもとも思う。ダイオキシン問題から、脱焼却。循環型社会の構想が生まれたのだが、これが今では、大型焼却炉へと進んできてしまった。高温度で焼却すれば、問題は起きないというのだ。本当だろうか?
小田原でも、広域ごみ焼却場問題が浮上している。どういう計画か、情報開示を求めても、中身は真っ黒でなにも分からないということだ。なぜだろう・ごみ問題こそ、そこに住む人たちの問題なのに。情報を公開して、メリットとデメリットをテーブルに出し、議論しあわなくては。
今日は、『地域のごみ』市民会議主催の第2回市民ごみフォーラム。講師は、藤原寿和さん(廃棄物処分場問題全国ネットワーク事務局長)と逗子市議会議員の松本真知子さん。マスコミにはなかなか出ない貴重な情報をいただいた。スウェーデンデンマークのような環境立国になるのは大変だが、地域なら出来るのではないかと思うが、どうだろうか。

クレハのクレラップ。ポリ塩化製品。これは、分別してプラスチックごみとして出す。これが、生ごみと一緒に焼却されると危険。ところが、高温、大量すべてのごみを燃やすと何も問題が起きないというのが、広域巨大ごみ焼却場の売りだ。しかし・・市民(ここでいう、市民とは、行政に対立する市民ではない。市長も、行政職員も、議員も、例えばクレハのような企業人も・・・含めての話だ)がしっかりと勉強していかないと、またとんでもないことになる。ダイオキシンを含めて環境ホルモンは、人間のいのちに関わるのだから。