国際有機農業映画祭

newmoonakiko2007-11-24

東京で開催された第1回国際有機農業映画祭。11作品、朝9時半から夜8時半まで、お昼も食べずに見続けた。映画を見るというのも、なかなか体力がいる。持続可能な農業とか、環境に優しい農業とか、言ってる本人が飽き飽きしている。これを突き破るのが、映像の力だ。「根の国」は、土の中の様子を余すことなく、見せてくれて、土こそ命の源であることを教えてくれる。深刻な農薬被害も、農民のただれた皮膚を見れば、一目瞭然だ。討議の核心にもなったのだが、川口由一の自然農で教えられることはあっても、今衰退する日本の農業を救うことになるか、という問題に突き当たる。自然農を行っている農家からは、僕たちにしっかりしろと言われても、それは無理だという反論もあった。今、消費者と生産者が手を組めるのは、有機農業を実践している農家でしかない。ということで、この映画祭も盛況だったのだ。たった1パーセントの農家と同じく1パーセントの消費者が、連帯しようということなのだろう。会場には、若者もたくさん参加していて、主催者を喜ばせた。有機農業で世直しだ!と、元気よく言いたい。

国際有機農業映画祭については、こちら↓
http://blog.yuki-eiga.com/