やっぱり変だよ、城下町ホール

newmoonakiko2007-11-29

このまま、できてしまうのかと心配していたが、今日「市民の夢は踏みにじられた!」というチラシが届いた。水面下では、どこまで進んでいるのか、まったく見えないのだが、市と県との協定書は結ばれたようだ。あとは、業者決定の入札になるという順番なのだろう。鎌倉芸術館に行ったときに「こういう、しっかりしたホールができるといいね」と、友人がつぶやいた。ならないことは百も承知のはずだ。彼女は、市にはっきりと物言える立場にある。ことをあらだてない。目立たない。そういう身上の知識人、文化人ばかりだと、街は死んでしまう。目先だけの利益を考えて将来のことを考えない議員ばかりだと、街は衰退する。金儲けだけが目的の商人ばかりなら、この街は荒れてしまう。しかしだ、自分で考え、自分の意見を表明し、行動できる市民も、たくさん誕生している。権力に対抗するという概念が、どうも市民という言葉にあるようだが、それは20世紀までの市民像だ。「市民を信じる、信じない」などという表現もあるらしいが、これなど、古い考え方の代表だろう。まぁ、「市民を信じる、信じない」かよりも、為政者の心すべきことは、「市民に信じられているか、どうか」であろう。1枚のホール見直しのチラシを見ながら、そんなことを考えた。