駅伝と車社会

newmoonakiko2008-01-02

新春恒例の箱根駅伝。12時15分ごろか、トップの山梨学院が、菜の花あん工房前を通過。交通規制はしているものの、監督、中継者、新聞社などの車が、伴走する。ことに伴走するコーチの罵声(指示しているのだろうが、そんなふうに聞こえる)が、耳ざわりだ。いつごろから、あの伴走車が許可されたのだろう?車に囲まれた人間の肉体は貧弱に見える。

児島襄著「朝鮮戦争」1巻読了。予備知識として『誰も「戦後」を覚えていない[昭和20年代後半篇]』(鴨下信一著)を読む。私は、朝鮮戦争勃発の年に生まれた。隣の国では、こんな戦争があったのだと改めて知る。鴨下は、朝鮮半島の命運に対して日本人がいかに鈍感であったか、を指摘している。そして、この5年間の日本は、「読み変え」や「代用品」、つまりは、「欺瞞」と「ごまかし」の時代だったとも。「偽り」日本は、今始まった問題ではない。望んではいるが、本物を手に入れることができない、日本人のイライラの理由を知る思いがする。

写真は、あん工房でふるまわれた「おしるこ」。あっという間の500食!