金太郎印

newmoonakiko2008-01-22

先日、地域の教育力を育てる「鎌倉てこや」という講演会があった。鎌倉という地にある自然、神社仏閣を舞台に地域ぐるみで子供を育てるしくみを早稲田大学大学院教授の池田雅之先生がお話になった。会場は満員御礼の盛況ぶりだった。宗教の持つ文化と教育力を地域に開放して、本来もっていた「寺子屋」を新しい感覚で作る。江戸の「寺子屋」が読み書きそろばんなら、現代は農業に始まり、音読、日本画など本物の芸術に触れる場になる。大人と子供のつなぎ役に大学生を加えて、互いに育ちあう関係を作るというものだ。
講演を終えた先生が、「娘へのおみあげに欲しい」と言われたのが、この産地仕立て缶入り足柄茶。2缶差し上げたら「こういうの喜ぶんだよね」とにっこりされていた。ちなみに奥様は丸薬「ういろう」、先生は銘菓「ういろう」をお買い上げ。池田先生ご夫妻とは、知らぬ仲ではなかったけれど、「ういろう」がお気に入りとは初耳だった。喜んでいただけて、なんだかうれしい。ことに金太郎絵入りのお茶が、お気に召すとは。
ところで、きんたろう。金太郎は気が優しくて力持ちで、それでどうしたというオチがない。桃太郎は鬼征伐をしてお金持ちになったというのと対照的である。動物と仲良く遊んだのと、動物を家来にしたのではおおいに違う。愛すべき、足柄山の金太郎。

23日は、板橋地蔵尊。わが教室は、手作りマーケットに変わります。ぜひ、寄って見てください。