上勝町の松岡夏子さん
あしがら総研主催の「小田原再生フォーラム」に行く。毎回多彩なゲストで、大いに刺激を受けた。今回は最終回で、テーマは「ゴミを活かす地域のしくみ」。生ゴミで町と村をつなぐレインボープランの立案者である山形県長井市の菅野芳秀さんと日本で初の「ゴミ・ゼロウェスト宣言」をした町、徳島県上勝町の松岡夏子さんのご両人。
松岡さんを出迎えた私は、若い彼女にびっくり。まだ、２６歳だという。１９歳までは、自分の出したゴミの行方など関係ない人生だったが、豊島（てしま）のゴミ廃棄問題から教科書に出てくる公害が今でもあるんだと気づき、リサイクル先端の国デンマークに留学する。徹底した３Ｒの国に学んで、さてどうしようと思ったとき、ネットで上勝町でゴミゼロへの取り組みの人材募集を知る。さっそく応募して採用となり、単身神戸から上勝町へ。ゼロウェストアカデミーを立ち上げることになる。この感性、この行動力。まだまだ、日本も棄てたものではない。
上勝町ごみゼロ宣言
１ 地球を汚さない人づくりに努めます！
２ ごみ再利用・再資源化を進め、２０２０年までに焼却・埋め立て処分をなくす最善の努力をします！
３ 地球環境をよくするために世界中に多くの仲間をつくります！
