国産農産物購入ポイント制度

農林水産省が国産食料品の購入にポイント制を導入する方向で検討を始めたという。食糧自給率向上に向けた消費面での取り組みの一環。来年度中のサービス開始を目指し、事業費を２１年度予算の概算要求に盛り込むんですって。

中国製ギョーザ中毒事件などを背景に消費者の国産志向が高まる現状を、国産食料品の消費拡大の好機と判断。人気のポイント制を国産食料品の消費拡大に国レベルで導入している国は珍しい。そんな国があるの？農水省の計画では、外食産業や弁当・総菜を扱う中食企業、コンビニ、スーパーなど、食品を扱う企業に参加を呼び掛けるそうだが、なんだかね。

具体的には、国産農産物を使用した食品の購入者に金額に応じたポイントをあげる。ポイントで買い物したり、国産農産物との交換、農家民宿での割引などの特典が受けられる仕組みだそうだ。だいたい、普通は５％引きの計算かな？企画会社、ポイントの用紙の印刷物、交換用の国内産野菜代金、民宿の割引金額を税金で補填するのか。国産農産物（水産物含む）の５％を税金で国民に還元するというなら、平等に願いたい。

なんだかね、大手のスーパー、とか外食産業においしいところをかすめとられるような気がする。

自由貿易の枠組みから農産物をはずさない、という今までの方向では、なにをやっても意味がない。

そもそも、ポイント制というやつ、私は嫌いで、その恩恵にあずかったことはないのダ。それにここまでするなら、どこの国の食べ物を食べたって、私の勝手でしょ、と言いたくなる。

Iさんの自給農園のかぼちゃで作った冷たいクリーム。最高!