[暮らし]城下町ホール

newmoonakiko2008-08-29

本日加藤市長は記者会見を開き、城下町ホールを駅前再開発の土地に作る案を取り下げて、従来の建設予定地に作ると発表した。記者会見に先立って、議員にその旨を伝えたという。広く市民には、明日の新聞で知ることになる。詳細はわからない。いつでも、市民が一番最後だね。ネット上でも、まだこの記者会見の内容を正確に伝えているところはない。「神静民報」も歴史はあるが、市民メディアとはほど遠いし・・。大手マスコミ西湘版のかたすみで読むことになるのかな?

公約として加藤市長が行わなくてはならないことは、2つ。
小田原駅東口お城通り地区再開発事業
山本理顕氏の設計による市民ホール 
元市長が推進してきたこの2大事業を実質的にストップさせて、新しい計画に変更すること。①については、覚え書きを取り交わした㈱アーバンコーポレーションが倒産。事実上白紙の状態に。②についても、市長交代により事実上凍結。

①の土地にホールを建設するという案は、行政(コンサルタントに委託)の調査によりあっけなく消えたらしい。その理由は、市民に公開して欲しい。ホールの建設地については、市民の中でも議論の分かれるところで、広い用地が整備されるならば、現在の予定地の方がよいという意見が多いのも確かだから、市長の判断を前面否定するつもりはない。問題は、どのようなホールで、どのような駅前開発かということだ。

事業者を変えて、アーバン案実現を主張する議員もいるし、先日の日経新聞には山本理顕氏が第3者機関を設けてもう1度議論しようなどと呼びかけている。何度も話し合いたいと呼びかけたではないか、今更と思う市民も多いのではないか?私もそのひとりだが、亡霊が出てきた感じだ。後戻りはできない。議論は前に進めたい。この2つの事業の内容にストップをかけた、このことが市長を交代させた民意なのだ。元に戻るのはホールの位置だけにしたい。

しかし、そもそも、ホールの立地について問題になったのは、城郭を保存することを第一にする市民と老朽化したホールを至急に欲しいという芸術文化団体の反目だった。その点を市長は調整したということなのだろうか?もし、そうならなかなかの手腕と言えるのかも。秋以降、市民検討委員会をいくつも立ち上げるという。大枠は決めた。あとは、市民でということならば、具体性のあるアイデアを持ち寄ろう。これが、小田原の社会実験第1幕なのだから。



どういうわけか、私のところに集まってきた甘いお菓子たち。夏休みのオミヤゲなのです。みんなに分けても、まだ残った。それで、本日の夕飯になってしまった。甘い誘惑をありがとう!