新聞のない生活

newmoonakiko2008-09-12

我が家の新聞は、毎日新聞。毎日読めなくて、2〜3日まとめて読んでいた。新聞は毎日たまり、1月ためると相当な量になった。8月で期限が切れると毎日新聞に通告されていたので、毎日が配達されないのはわかっていた。今から数年前の新聞購読者争奪戦は凄かった。3年先の購読まで約束させられたものだ。「奥さん、ビール券あげるから●●新聞とってよ」。あれ凄まじかった。

私は、読む新聞は自分で決めるからほっといてと、喉から手がでそうなビール券を拒否したものだ。しかし、ある時、1つの新聞を長年読むよりも、変えたほうが勉強になるという意見を聞き、めたらやたら契約していた時期があった。

ところが、どこの新聞も入らない。契約していなかったのですね。

まぁ、新聞のない生活はどんなものだろう?ということで、この12日間新聞が我が家にこない。

いい点:新聞のごみがでない。居間がすっきり。新聞代金の節約。悪い字づらを見ることが少なくなる。=怒りが少ない。
悪い点:テレビ、ラジオで知ったニュースに、あまり現実感がもてない。新聞で確認したいと思う。ポスト、タウンニュースというローカル紙が読めない。地域のスーパーの広告が読めない。世間の動向は多少なりともわかるこれらのミニコミ情報に疎くなる。

たかだか新聞なのだが、なにか、気の抜けたサイダーのような暮らし。ITの方が莫大な情報量であっても、毎日読みこなすことができる新聞の情報量の方が、人間にとって適切なのかもしれない。と、同時に多様なニュースを得ると言う意味ではITよりも新聞のほうが優れている。ITでニュースを読んでも、自分の興味のあるニュースを掘り下げて、どうしても狭い領域に入っていってしまうのだ。全体、総体、相対という観点が薄れる。


というわけで、経費節減、ごみ減量化というテーマを越えて、私はやはり文字による情報を選ぶことにしたいと思った。息子も、同じように感じていたようで、新聞宅配復活は珍しく親子の意見が一致した。さて、どの新聞を読もうか?