メラミン混入食品

newmoonakiko2008-09-21

昨日の続きからいえば、「おっぱい」は嘆いている。

テレビニュースを某所で見たら、中国人の若い女性が、「おっぱいが出れば、粉ミルクなんて飲ませなかったのに」と悲痛な声で話していた。豚は母親豚のおっぱいを飲み、牛は母親牛のおっぱいを飲む。人間だけ、牛のおっぱいを横取りする。おっぱいは、母親の血液そのものであり、人間を育てる栄養素がすべて吸収しやすい形で入っているのだ。なぜ赤が白くなったのか・・これは私にはわからないが、赤ちゃんが驚かないようにかもしれない。

牛のおっぱいを横取りするだけでも、犯罪行為なのに、牛乳が不足して、蛋白源が少なく、許可にならないからって、工業用たんぱく・メラミンを混入するとは。昔、ひ素入り粉ミルク事件というのがあった。毒性に対する知識のなさ。中国も同じ道をたどっているのだろうか?

しかし、対岸の火事ではなく、丸大食品の中国製冷凍加工品からこれと同じメラミンが検出されたという。メラミン入りの牛乳で作られたということだろう。

当然ながら、牛乳が悪いわけではない。今ある日本の酪農を守って、適度な量を国民が分け合っていけばよい。牛乳をガボガボ飲む時代は終わったのだ。質のよい牛乳を粉ミルクにまわして、次世代のいのちを守らなくては。もう粉ミルク売り場に立ち寄ることもないが、オーガニック粉ミルクなんてものがあるのか?

ところで、日本のママのおっぱいはちゃんと出ているのだろうか?こちらも心配。

なんというタイムリーなタイトル 「食大乱の時代〜“貧しさ”の連鎖の中の食」(大野和興・西沢江美子共著 七つ森書館