生ごみリサイクル

newmoonakiko2008-11-22

生ごみを堆肥にしてもう20年近くなるだろうか?その間、子どもが独立等々、家族形態に変化があって、一時は生ごみが出ない生活もあった。今は、必ずは1食きちんと調理している。

生ごみリサイクルの台所でのコツは、調理くずを三角コーナーに入れないこと。小さなボールを用意して、そこにジャガイモならジャガイモの皮をダイコンならダイコンの皮を入れていく。できたら、皮も包丁で刻むのがよい。人間が食べるものと、土が食べるものが同時にできる。たぶん、分別は簡単。誰でもできる。

さて、それから家で堆肥を作るわけだが、以前は、密封容器に生ごみを入れてEMボカシをまぶしていたが、密封容器の蓋をあけるのが、意外にめんどうなのだ。ものぐさ主婦としては、もっと簡単なのがいい。たとえば、余ったご飯を庭に投げちゃう。雀の餌になる。昔は、こういう循環でよかったんだね。しかし、それでは、よい土にはならないということがわかったので、なんとかよい方法はないかと思っていた。

そこで、EM活性液を作っている友人に5リットル分けてもらって、そのうちの2リットルを写真の黄色いボックス入れて、その中に生ごみを入れることにした。200円の投資だが、手間いらず。蓋をあけて投げ入れればよい。蓋をあけると多少の乳酸菌の臭いがするが、問題にはならない。生ごみの形はだんだんなくなるが、腐るという感じではない。適当なころあいを見て、プランターの土に入れるつもりだ。

ダンボーコンポストも悪くはない。土の中で生ごみが消えるのを知ると、土の微生物の働きがとてもわかる。ことに発酵熱を体感すれば土は生きていることがわかる。

生ごみを堆肥にしてすばらしい家庭菜園をしている友人が、いみじくもこういった。「生ごみリサイクルはいいものと知っている人は多い。でも、実際できる人とできない人がいる」と。私は、ほっとくとできない人。だから、いろいろ試行錯誤してみるのだ。で、わかったことは、生ごみを分別すること。これは、誰にでもできるはずだ。この最低限ができないと、循環型社会うんぬんなどとは言えない。

小田原市でも、有機農業とのからみで生ごみの堆肥化をすすめたいが、まずは、市内で生ごみリサイクルをしている人たちの話を聞いてみてはどうだろう。きっと、アイデアがいっぱい出てくると思う。