病院食

市立病院に入院している友人を見舞った。2年前、乳がんの手術をした後、自然食を心がけ、野菜作りや花づくりに精を出し、適度な運動をして、順調な回復振りだったが、がんが骨に転移したことがわかった。

かなりの痛みだったらしい。今は、抗がん剤の副作用も少なく、病状は落ち着いている。いつも前向きな人なので、きっとこの危機もしなやかに脱してくれると思う。

食欲はあるが、ただ、家庭にいた時の玄米菜食が、病院では食べられえないことが残念だという。彼女の場合、病院に入院すると食事の質が下がってしまうのである。いまだにエネルギー計算だけの献立というのもいかがかと思う。医食同源という東洋医学的な観点からの食事のメニューが一番必要とされるのが、病院食だろうが。

しかし、そんなところにお金をかけられませんよね。それに自然食を食べていたって、病気にはなる。でも、何が一番食べたいかと聞くと、玄米のおむすびだという。とびきりの玄米でおむすびを握って持っていってあげよう。