[食]身土不二

newmoonakiko2009-05-04

ここ数ヶ月、街で売っているかんきつ類を毎日ジュースにして飲んでいる。今は、甘夏3個100円。なくなれば、飲むのはお仕舞いになる。今日は、筍を買いに風祭から入生田まで歩いた。途中何箇所かの直販所に寄るが、生憎筍は売り切れ。途中、久しぶりに会った知人に「踏み切りの先の無人の販売所に売ってるよ」と言われて、ホッとする。だって、その先は箱根。国道沿いに売っているところはない。

で、ありました。茹でた筍が、小ぶりでちょうどいい大きさ。250円なり。茹でてもらうと本当に助かる。どうやって茹でるかは知っているが、どこまで皮を剥いていいかわからない。大きな鍋もないし・・大きな声ではいえないが・・めんどうなんです。

本日の夕飯は、筍ご飯にトン汁、ホウレンソウ入りの玉子焼き、あと煮豆。米、玉子、豚肉以外は、正真正銘の小田原産。味噌も地場の大豆ですからね。本当を言えば、米も玉子も豚肉も地場産が食べられる。スーパーにも行かないし、生協にも加わっていない。ご馳走とは馬を走らせて、食材を探したことによるというけれども、私は足で歩いて食べ物を探している。ぐるりとまわれば、百円玉いくつかで、買い物かごがいっぱいになる。スーパーの買い物かごに放り込むのとは、また違う気分なのだ。

この辺りは、ごたんぶんにもれず高齢化がすすみ、農協への出荷をしている農家はないという。が、定年退職した団塊の世代が、この地域に帰ってきて、土を耕し始めた。無人の直販所も思いの外増えて、そうだろうなとわかる。野菜は大切にいただき、生ごみは堆肥にして、地域の土づくりに参加する。いいかもしれない。