豚肉とインフルエンザ

豚インフルエンザの発生源メキシコ産豚肉の9割を日本が輸入しているって知ってました?メキシコでは、多国籍企業の大規模な工業的畜産が行われていて、数年前からウイルス交雑などの危険性が指摘されていた、と「週刊金曜日」に松平尚也さんが書いている。

そもそも豚の工業的畜産ってどんなものか?できる限り早く太らせて、安く市場に出す。そのためにホルモン剤や飼料を大量に食べさす。窓のない密閉の飼育室、コンピューターによる自動制御、病気を抑えるワクチンの一斉使用などなど。世界で飼育される約9億頭の半数が、こういう方法で育てられているという。豚に限らず、牛も鶏も・・。

新型インフルエンザの発生源になるだけではなく、工業的な方法でできた肉を食べた、ことに子どもたちに大きな影響を与えていることも見逃せない。初潮の低年齢化と共に成熟度が不自然に進み、老化が早まるという現象が起きている。早い話が、10代で更年期症状がでてくる。彼女らも、またホルモン治療を行わなくてはならない。工業的畜産とこれらの症状との因果関係は、証明されていないが、ありえる話ではないか。


新型インフルエンザに大騒ぎするならば、こうした根本的な問題に目を向けないとね。