[健康]ワクチン接種

朝日新聞の「私の視点」に元国立公衆衛生院感染室長の母里啓子さんの投稿記事が掲載されている。正確に言えば、投稿という形をとった記事と考えていいだろう。母里さんの主張は、①インフルエンザは、予防接種の中で一番効かないものである。なぜならば、予防接種によって血液中にウイルスの抗体ができても、インフルエンザが増殖するのどや鼻の粘膜には抗体をつくらない。②重症化を防ぐかどうかの大規模な疫学調査は行われていない③効果が証明されていないのに重い副作用が出やすい妊婦や幼児にワクチンを薦めるているのは危険だ。ということである。

子供の脳症も高齢者の肺炎も、インフルエンザで体力が低下したところに別な要因が加わって死に至る。ウイルスが、脳や肺で増殖しているわけではないというのだ。労厚省の発表によれば、65歳以上の高齢者、幼児、小学生、妊婦、糖尿病などの患者、接種の順番が決まったそうで、私は幸か不幸か接種対象者ではない。予防接種には必ず副作用がある。19日から新型インフルエンザの接種が始まるというが、接種されるワクチンの内容と副作用もあるという情報をしっかりと公開して欲しいものだ。

ついでに小田原市でも人が集まる場所には、手洗い用の石けんが設置されている。この石けんの中身も公開して欲しい。むやみに殺菌、滅菌を用いるべきではない。石けん、薬剤も、従来通りの選択を見直したらどうだろう。