むかん

newmoonakiko2010-01-25

ミカンの消費量はピークだった75年の半分以
下。小田原市内の栽培面積はその当時の3分の1に減ったという。さらに農家の高齢化が進み、かってのミカン農園は荒れてしまっている。どうして、ミカンがこんなに不人気かというと、いちいち皮を剥かなくてはいけないからだって。じゃ、リンゴはどうよ。誰かに皮を剥いてもらわないと食べないのかな?一番の人気は、そのまま丸ごと食べられるイチゴだっていうんだから。

テレビ情報だが、福岡のミカン業者が、ミカンを熱湯につけて皮を剥き、その名も「むかん」として販売。手を使わないなんて「いかん」。こういうご時世にかかわらず、小田原では都会の人たちが、廃園寸前のミカン農園にやってきて、さまざまなミカンプロジェクトを始めている。市民もミカンをたくさん食べて、ミカンの消費量日本一になるなんてどう?ミカンを収穫しても誰も食べないんじゃね。

愛媛は甘さを追求して、ミカン本来の味を捨ててしまった。有田も高齢化と土の疲弊で生産量にかげりがある。小田原のミカンは、自分で育てて自分で収穫する観光農園とはまたひと味違う市民ミカン農園で生き残る。しかし、ミカン農家は、「むかん」を喜ぶ消費者なんて相手にしてミカンなんか作りたくない!と怒るだろうな。小田原のミカンは、今が旬。板橋、早川、江之浦あたりを散策すれば、ミカンの直売所にぶつかる.ミカンが急に食べたくなった。