[食]お茶が危ない 野菜も果実も

newmoonakiko2010-03-08

最近、小さな魔法瓶にお茶を入れている人が多い。たぶん。ペットボトルの消費量を減らすのが目的なのだろう。家でお茶や紅茶を入れたら、経済的だ。しかし、そのお茶の葉はどんなの入れてるの?

というのも、日曜日青山美子さんと平久美子さんの二人の医師による「農薬と人体被害」という講演は、衝撃的だった。青山さんは、群馬県の開業医で農薬がいかに人体に悪影響を与えるかを警告して、実際に群馬県内の農薬の空中散布を中止させた人物。平さんは、青山さんと共に共同研究を行う東京女子医科大学東医療センター麻酔科の医師である。

有機リン系農薬と人体の関係については知っているつもりだったが、今はネオニコチロイド系農薬が人間の身体、ことに脳を犯しているという指摘である。ネオニコチロイド?中国産餃子事件の時の農薬ではないか?日本では登録されていないと聞いていたが、ネオニコチロイドとまったく同じ働きをするアセタミプリドという殺虫剤が多用されているというのだ。驚くなかれ、この農薬の使用量は、世界で一番多いのが、なにを隠そう日本なのである。さらに残留濃度の基準が一番ゆるいのが日本。

このネオニコチロイド系農薬の怖いところは、水溶性で浸透性がよく、しかもゆっくり蒸発するのでいつまでも残ってしまう。体内に入った農薬は、神経に溜まり、脳を直撃する。農水産省の残留基準は野菜や果実は5ppm以下、茶葉が50ppm以下で、アメリカの5倍から25倍、EUの50倍から500倍だっていうんだから、ふざけた話ではないか。実際の残留検査によると、りんごが4.9ppm、茶葉が10〜20ppm、お茶飲料では2.5ppm。お茶飲料には残留基準が設けられていない。

ミツバチの失踪もこの農薬のせいかと言われている。虫の神経を狂わして、作物だけ収穫するのは不自然なのだ。まわりまわって、というよりも直線的に人間の神経を狂わす。こんなものを使うこと自体が、反社会的行為といわざるをえないのだが、どうだろうか。こうして出来たものを子どもたちに食べさせている給食関係者は、ただ知らないですむのだろうか?私たちは、文句もいわずに黙って食べて、奇病になって、なすこともなく死んでいっていいのだろうか?というようにヒステリックにみんなが少しはなったほうがいいと思う。

ペットボトル入りのJAS認定お茶は少ない。ネットで探すと、いずれもセール中だ。本当の価値を知ったら、けして高い値段ではない。

http://www.harukiya.com/product/19

http://www.zuiun.co.jp/home/mainset.htm